働く環境を知るSurroundings

但馬こうのとり周産期医療センター

但馬唯一の周産期センターとして、早産児や妊娠高血圧症候群、前置胎盤などの産科疾患、内科・外科疾患合併妊娠など、妊娠・分娩に関するあらゆる疾患に対応できるよう努めています。

また、NICUスタッフとも定期的にカンファレンスを開催し、分娩後スムーズに新生児加療がスタート出来るよう努めています。

周産期合同カンファレンス

但馬こうのとり周産期医療センター看護師

こうのとり子育て支援活動

産前から「こうのとり子育活動」と称したメンタルヘルス支援を行い、地域保健師と連携しています。産後は「産後うつ質問票」、「赤ちゃんの気持ち質問票」でスクリーニングを行い、リエゾン看護師との連携を図っています。

教育体制

アドバンス助産師

卒後5年目以降はアドバンス助産師取得を支援

超緊急帝王切開シミュレーション

産科・麻酔科・小児科医師、産科スタッフ、手術室スタッフ、NICUスタッフが連携し、分娩の緊急時に備えた超緊急帝王切開の対応ができるようシミュレーション実施

新生児蘇生法(NCPR)

年2回、新生児専門医指導のもと、助産師、看護師、救急救命士対象に新生児蘇生法(NCPR)講習を実施

超緊急帝王切開シミュレーション
新生児蘇生法講習会

産科スタッフ

産科外来

医師による妊婦健診、胎児エコーの介助だけでなく、助産師外来では妊婦さんのエコー、妊婦相談、乳房管理を行いながら、妊産褥婦に寄り添い、身体的・精神的な支援を行います。

産科病棟
院内助産

但馬地域の分娩の約9割を当科が担っています。分娩数は年間700件程度であり、帝王切開率15%未満です。自然分娩をサポートし、経腟分娩の介助の技術が向上します。

NICUスタッフ

NICU
(地域周産期医療センターとして)私たちにできること

但馬全域・京都北部の治療が必要な新生児を院内外より24時間体制で受け入れ、治療にあたっています。NICUはベッド数6床で、新生児用人工呼吸器6台、血液ガス分析装置や超音波診断装置などを備え、内科的治療で対応可能な在胎24週以上の新生児を受け入れています。

外科的治療が必要な場合は転院搬送となりますが、高度医療施設での治療終了後、但馬地域・京都北部の児が自宅へ帰るためのバックトランスファーを受け入れ、地域周産期医療センターだからこそできる児とその家族を中心とした柔軟なサポート、退院支援を行っています。

帝王切開や分娩の立ち会いを行い、産科スタッフとの連携をしています。
新生児集中ケア認定看護師も1名おり、理学療法士との連携、哺乳支援・ポジショニング・呼吸ケアを行っています。

ヘリ搬送
救急車搬送
新生児外来

1か月乳児健診やNICU退院後のフォローアップ外来、予防接種外来もNICUスタッフが対応しています。
退院後も児の成長を見守ることができます。