消防署で研修をしています【臨床研修医】
当院では、毎年、医科の臨床研修医を対象に、豊岡市消防本部での研修を実施しています。
病院が医療を提供する際には、救急隊との連携が必須となります。
病院の中からは、救急隊の皆さまが現場でどのような仕事をされているのかは見ることが出来ません。
患者を病院に引き継ぐまでに、どのように準備し、処置し、搬送されているのか。
本研修については、救急隊の業務を知り、流れを学び、連携や役割分担等の理解を深めることで、今後の医療提供に活かすことを目的としています。
今月より、臨床研修医全員が、豊岡市消防本部で1日研修を行っています。(順次、1名ずつ)
今回お世話になった豊岡市消防本部さま。いつもご協力頂きまして誠にありがとうございます。
研修内容の一部をご紹介します。
【シミュレーション訓練の様子】
救急隊の皆さんが行われる「気管内挿管」について、研修医も体験してみました。
車内という不安定な環境下で、確実に挿管することの難しさを体感しました。
訓練用人形に挿管しています。
実際には、走行中の揺れる車内で、挿管されます。
【指令センター講義の様子】
指令センター内を見学し、様々な通信機材の説明を受けました。
どんな情報が、どのようにして入ってくるのか、それにどう対応しているか等、詳しく講義頂きました。
※ 重要施設内のため、写真はありません。
【現場出動の様子】
講義中に、救急車の出動要請が入りました。
即座に用意し、現場に急行します。
救急車に同乗し、救急隊の業務を見学させて頂きます。
当院では、このような研修を通して、救急隊との連携を強化し迅速な医療提供につなげるとともに、将来地域で活躍する医師を育成してまいります。彼らの成長にご期待下さい。
※ 救急車両に研修医が同乗していることがありますが、上記目的の研修を実施していますのでご了承下さい。なお、研修医は救急車両内及び出動現場において医療行為は行いません。