退院した新型コロナ感染症患者さんから感染が広がることはありません。
2021年2月4日
退院基準を満たした新型コロナ感染症患者さんから感染が広がることはありません。適切に理解し、適切な対応をお願いいたします。
厚生労働省は新型コロナ感染症患者の退院基準(療養解除基準)として、以下の基準を示しています。
<退院基準>
以下、「有症状」「無症状」のいずれにおいても、①に該当する場合
(ただし、②に該当する場合も基準を満たすこととして差し支えありません)
【有症状の患者さん】
①発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合
②症状軽快後24時間経過した後、24時間以上間隔をあけ、2回のPCR検査で陰性を確認できた場合
【無症状の患者さん】
①検査日から10日間経過した場合
②検査日から6日間経過後、24時間以上間隔をあけ、2回のPCR検査で陰性を確認できた場合
このように発症して10日が経過すれば感染性はなくなるとされています。当院でも原則①の退院基準(10日間経過)を採用し、退院時のPCR検査は行っておりません。
ついては、退院基準を満たした新型コロナ感染症患者さんから感染が広がることはありません。退院された人たちを遠ざけようとするのは、過剰反応・偏見と言えます。適切な対応をお願いいたします。