PICC研修を行いました!【臨床研修医】
2021年12月1日
臨床研修医を対象としたPICC研修を行いました。
「PICC」とは、「末梢静脈挿入式中心静脈用カテーテル」のことです。といっても、ちょっと難しいかも知れませんが、腕等の血管から挿入する、体の中心の静脈へ留置されるカテーテル(医療用の細い管)のことです。カテーテルを体内に留置することによって、一定期間、薬液や栄養剤の投与、造影剤の注入、血液サンプルの採取等に使用されます。
本日は、当院の臨床研修医を対象に、PICCの挿入手技と、その際の感染対策等の研修会を開催しました。
PICCの挿入に際し、どの血管を選ぶのか、どのカテーテルを選ぶのか、神経損傷の予防方法や感染予防策など、単に穿刺(せんし、針を刺すこと)の技術だけでは無い、一連の流れについての講義・実技講習を受けました。
研修医の表情は真剣そのものです。
シミュレーター相手でのカテーテル挿入練習ですが、緊張の中での研修となりました。
練習後は、エコーでお互いの上腕の血管を確認して、実際の穿刺をイメージしました。
研修中は、手技に関して多くの質問が出たり、何回も穿刺・挿入方法を確認したりと、充実した研修会となりました。
当院では、このような研修を通して、医療者の知識技能向上と、患者の皆さんに安心して受診して頂ける環境整備に務めています。
※ 豊岡病院は「臨床研修病院」として研修医を受け入れています。指導医の指示・監督のもと、研修医が診療することがあります。皆様のご理解とご協力をお願い致します。