リハビリテーション技術科
部門紹介
特徴・特色
当院は兵庫県但馬地方の地域中核病院であり、入院初期より急性期のリハビリテーションを実施しています。
理念
- リハビリテーション業務にあたり、誠意と責任を持って接し、自己の最善を尽くします。
- 治療や指導内容を十分に患者様やご家族に説明します。
- 他の関連職種と誠実に協力して、その責任を果たします。
スタッフ紹介
リハビリテーション専従医 | 1名 |
リハビリテーション専任医 | 7名 |
理学療法士 | 26名 |
作業療法士 | 9名(内2名は精神科OT) |
言語聴覚士 | 4名 |
機能訓練助手 | 6名 |
対象疾患
整形外科疾患 | 脊髄損傷・骨折・人工関節置換術後など |
神経内科疾患 | 脳梗塞・変性疾患など |
脳神経外科疾患 | 脳内出血・くも膜下出血・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫など |
小児科疾患 | 脳性麻痺等 |
心臓疾患 | 心筋梗塞・心不全・心臓手術後 |
リハビリテーション3部門
理学療法部門
病気やケガにより立つ、歩くといった基本動作が困難になった患者様に対し、運動療法や必要に応じ物理療法や水治療法を導入し、家庭復帰に向けて家庭生活の環境を想定した訓練を行っています。
また、家庭の外部環境に適応できるように屋外訓練場を設置しています。
- 道路:砂・石・砂利
- 階段:高さ 3種類
- スロープ:角度 2種類
- 玄関アプローチ:高さ3種類
- バスステップ
- 縁石、溝
- 屋外スロープ
また、心臓リハビリ室も設置しています。
作業療法部門
病気やケガにより失われた上肢(手〜肩)の機能回復を目標とした訓練や、食事・排泄・更衣・整容・入浴といった身の回りのことが自分自身で出来ることを目標とした訓練を行います。退院後に家事をする必要のある患者様には、調理訓練などの家事動作訓練を行います。
作業療法室には、日常生活動作訓練を行うため、以下の設備を備えています。- (1) 訓練用トイレ
- 便座の高さを調節でき、患者様に 適した高さで訓練できます。(自宅トイレの高さに設定して訓練できます。)
- (2) 訓練用洗面台
- 高さ・鏡の角度を調節でき、車椅子の患者様にも対応できます。
- (3) 訓練用浴室
- 床の高さを調節でき、自宅の浴槽の高さに設定して浴槽出入りの訓練ができます。 手すりの位置を調節でき、退院前に家屋改修をする上の目安にしています。
- (4) 訓練用キッチン
- 高さを調節でき、自宅キッチンの高さに設定して調理訓練等ができます。車椅子の患者様にも対応できます。
- (5) 和室
- 日本式の畳の生活に対応できるように訓練しています。
言語聴覚療法部門
病気やケガにより、コミュニケーションの障害(失語症、構音障害、高次脳機能障害など)や食べることの障害(摂食嚥下障害)を呈した患者様に対し、評価・訓練・指導を行っています。
(1)失語症のリハビリテーション
失語症とは脳血管障害等によって生じる言語機能の障害です。専門的な検査をもとに言語機能を評価し、症状に応じた機能訓練を行います。
(2)構音障害のリハビリテーション
脳血管疾患等の原因によって、呂律困難や声の出しにくさといった症状がある方に対し、発音や声の改善を目的とした機能訓練を行います。
(3)高次脳機能障害のリハビリテーション
脳血管障害等によって、記憶、注意、情緒といった認知機能の低下が起こる障害です。専門的な各種検査を実施し、症状に応じた機能訓練を行います。
(4)摂食嚥下障害のリハビリテーション
食べ物が飲み込みにくい、むせやすいといった症状がある方に対し、口の機能を高める訓練を行い、安全に食事が食べられるように支援しています。
退院支援
家庭復帰に向け、理学療法士、作業療法士、ケースワーカーなどがチームを組み、患者様やご家族、ケアマネージャーと相談しながら、家屋改修のご相談、自宅での動作指導等を実施しております。必要に応じて、退院前訪問を行っております。
見学・実習のお申し込み・お問い合わせ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の見学をご希望の方は、公立豊岡病院リハビリテーション科(病院代表:0796-22-6111)までお電話ください。