診療科・部門のご紹介

皮膚科

診療科紹介

  • 皮膚腫瘍
     当科では皮膚病理診断学に基づいた正確な診断のもとに各種腫瘍に対してもっとも適切な治療法を選択しています。特に、悪性腫瘍(皮膚癌)は病理診断に基づき各種腫瘍の国際基準にしたがって手術、化学療法等を適切に選択しています。
     また、良性腫瘍に関しては、炭酸ガスレーザーによる非観血的治療を積極的に行っています。
  • アトピー性皮膚炎
     アトピー性皮膚炎の治療については今まで日本では混沌とした状況下で診療が行われてきました。
     しかし、2000年アトピー性皮膚炎診療ガイドライン、2003年および2004年度改定版が日本皮膚科学会より発表され、 科学的データに基づいたupdateな治療の指針が示されました。
     当科では、このガイドラインに忠実に従って診療にあたっています。
  • 自己免疫疾患
     天疱瘡、類天疱瘡などの水疱症や皮膚筋炎、強皮症、血管炎等の膠原病がこれにあたります。
     水疱症については免疫蛍光抗体法を使用した診断から治療にいたるまでを当科で行っています。
     膠原病の多くは、皮膚病変を初発症状として発症するものが多いとされています。膠原病特有の皮膚症状を発見し、早期に診断、治療を開始する ことを目標に診療を行っています。
  • 尋常性乾癬
     全身に角化性紅斑が出現する難治性疾患です。内服、外用治療だけではなく光線療法も積極的に行っています。
     当科で使用している紫外線照射装置は、一度に全身を照射することが可能であり、重症型乾癬に対して十分な治療を行うことができます。
  • 皮膚潰瘍
     皮膚潰瘍の病態は複雑であり、血管炎、膠原病、静脈瘤、ASO、壊疽性膿皮症など原因は多岐にわたります。
     原因疾患の検索とともに、一般的な保存的治療に加えて植皮術も積極的に行っています。
  • その他
     足白癬症、痊瘡、接触性皮膚炎、蜂刺症、光線過敏症、遺伝性皮膚疾患、皮膚感染症(溶連菌感染、ヘルペス、疣贅等) などの一般的な皮膚疾患も診療しています。
 特殊な治療装置・手術等

■治療装置
 炭酸ガスレーザー、各種紫外線照射装置、近赤外線照射装置(スーパーライザー)、 イオントフォレーシス、電気凝
 固装置

■手術
 良性腫瘍に対しては、レーザー治療による非観血的治療を積極的に行っています。
 悪性腫瘍に対しては、皮弁形成術、植皮術のような観血的治療も行っています。

■特殊な検査
 皮膚生検、直接検鏡、超音波検査など駆使して皮膚疾患の原因究明を行っています。  

最近の診療実績

◆2019(R01)~2023(R05)年 (1月~12月)

1.患者数

  2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
入院患者数 1,508 1,339 750 750 356
外来患者数 17,817 16,459 15,543 14,025 13,843

2.症例数

  2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
皮膚科光線療法 3,110 2,683 2,534 2,099 2,124
手術+生検 267 180 309 118 79
レーザー 54 24 25 21 13

 

スタッフ

医師名 秋山 創 / AKIYAMA , Hajime / 1997(H9)卒
役職 部長
専門 皮膚外科、自己免疫性疾患 

※外来診療につきましては、京都大学から要石就斗医師(2013年卒)、小阪健一郎医師(2017年卒)の派遣をいただき、毎週火曜日に出張診療を行っています。
 詳しくは、診療担当表をご覧下さい。